『ゾーン「勝つ」相場心理学入門』まとめ・要約①
こんにちは、Slimです。
突然ですが今日から数回にわたって『ゾーン「勝つ」相場心理学入門』の要約を章ごとに行っていきたいと思います。
- 作者: マーク・ダグラス,Mark Douglas,世良敬明
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2002/03/13
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 257回
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(↑この本です!!!)
正直に言うと、この本の日本語訳はとても読みずらいです。(たぶん読んだことのある方は一度は感じたことがあると思います。)
ですので、読んでも内容がわかったようでわからない、または時間がなくて読む機会がなかった方々の助けになればと思い、この本の要約することにしました。
最初に要約、そのあとに軽く解説の流れで行きたいと思います!
第一章 成功への扉
- 要約:トレーダーは、一貫して成功する者たちとそうでない者たちに二分できる。両者を分ける違いは知性や分析能力ではなく、彼らの「心構え」にある。
第一章はある種この本の導入になっています。第一章に書いてあることを念頭に置いてこの本を読んでね、という感じです。
一貫して成功するトレーダーはトレードの結果に関係なく、規律や集中力、自信を保つことができ、その他のトレーダーが悩みがちである損失や利食い失敗などに影響を受けません。
というのも、トレードに悪影響を与える思考パターンは、ほとんどが日常生活で養われたものだからだそうです。
なので、私たちは自分たちの思考パターンがトレードに良くないと知らずに、
相場に失敗の原因を求めて、相場分析や手法作りに躍起になってしまうよ、と筆者は述べています。考えるべきなのはその思考パターンなのです。
じゃあどうすればいいんだ~という話が第二章から進んでいきます。
やはりほかのFX本とは切り口が違っておもしろそうですね!
第二章 トレードの誘惑(そして落とし穴)
- トレードのもつ選択の自由やランダム性という特性に、人々は魅力を感じ一貫性を失ってしまうのである。
この章ではトレードという行為が持つ魅力について書かれています。
ご存知の通り、私たち現代人は法律やルールなど様々な規則の中で生きていますね。
ところがトレードではどうでしょう、
エントリーやリカク損切りのタイミング、Lot数などに制限や規則は全くありません!
普段規則に縛られている私たちは、
自由に行動できるトレードで、わざわざ自ら規則を作って縛られるのを好むはずがないのです。
その結果私たちは、自然と自分で決めた取引手法や資金管理法を守れないという事態をしばしば起こします…
また、相場には少なからずランダム性があります。それゆえに、自分の予想に反して相場が動いてもトレードに勝つことがあります。こうなると、トレーダーは自己陶酔をし、勝てた要因が自分の手法によるものか、相場のランダム性(まぐれ)によるものかを検証しなくなることがあります。
この自由でランダム性のある相場のなかでのトレードにおいて、しっかり自分の行動に自分で責任をとれていますか?と筆者は言っています。
第三章 責任を取る
- 一貫したトレーダーになるためには、相場への期待をなくし、自分で結果に対する責任を取らなければならない。
第三章では前章で触れられた「責任」について詳しい話がされています。
私たちは、喜び→苦痛の変化を誰かのせいにするように生きてきました。(もちろんすべてではないと僕は思いますが。)
例えば、遊んでいたのを親に怒られたり、友達に大切なものを壊されたり、順調に進んでいた仕事を上司が没にしたり、などですね。
なので、プラス収支で喜んでるさなかトレードで損が続くと相場のせいにしたくなるのはいたって自然な考え方なのです。
しかしゼロサムゲームである相場に責任はないというのが事実です、責任の所在は自分なんですね。
自分に責任がないと考えると、都合の悪い情報を拒否してしまったり、自分に都合の良い情報にしか目を向けず現実逃避をしてしまいます。
また、連勝後に負けると相場に裏切られたような気がするのも自分に責任の所在を感じていないことの現れですね。
相場に希望を託さず、自分の行動の結果に責任を取ることがトレードでの一貫性につながると筆者は述べています。
第四章ではこの「一貫性」について掘り下げた話が展開されます。
以上です!今回は第三章までとなります!!
どうでしたでしょうか?分かりにくかったらごめんなさい…
少しでも参考になればうれしい限りです。
ではまた!